沖縄県の最低賃金952円へ

　沖縄地方最低賃金審議会が、沖縄県の最低賃金を952円とする改正額を国に答申しました。56円増で、上げ幅は過去最大です。昨今の物価高の影響を受け、上げ幅が過去最大を更新するのは３年連続となりました。

地域別最低賃金とは

　賃金は、最低賃金法に基づいて、使用者が支払うべき賃金の最低額が定められています。この最低賃金は地域別に決まっており、2023年10月以降、沖縄県は896円、全国平均は1,004円です。

　地域別最低賃金は、毎年10月上旬に改定されています。この改定額は、国（中央最低賃金審議会）が示す金額を目安に、各都道府県にある地方最低賃金審議会が、物価や企業の賃金支払い能力などを考慮して、その地方の最低賃金額を国に答申します。通常、最低賃金審議会が答申した金額が地域別最低賃金とされています。

最低賃金の適用時期

　最低賃金額の適用時期は、毎年10月上旬です。最低賃金審議会の答申から、国で必要となる行政手続きを経て適用日が決まりますので、毎年数日のずれがあります。今年は10月9日適用との報道があります。正式発表は沖縄労働局のウェブサイトで公表でされます。

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沖縄県の最低賃金952円へ。最低賃金について、沖縄県那覇市の社会保険労務士仲宗根隼人が解説しました。人事労務に関するご相談は、アクティア総合事務所へお気軽にお問い合わせください。